【ニュース・イギリス】学生局が高等教育のために14億ポンドの資金提供を発表

 
2022年6月8日、学生局(OfS)は2022/23学事年度の経常資金に関する取組を発表した。

 
その中で非資本支出の資金として14億ポンドを大学とカレッジに分配し、高コストの科目、学生の高等教育への進学の成功、レベル6の学位技能実習制度の開発を支援し、レベル4と5の資格拡大を目指している。

 
OfS はまた、2022/23学事年度から2024/25学事年度の3年間の間に4億5,000万ポンドの資金補助を分配しており、既に実施されている入札を通して配分される予定である。

 
今回の発表は、今年初めに教育大臣と高等・継続教育大臣が発表した、政府の資金調達の優先順位を定めた高等教育に関するガイダンスに続くものである。

 
2022/2023学事年度の非資本支出の資金総額は、前年度の同等予算と比べると、7,200万ポンド(5.5%)の増額であった。総額は、高等教育機関の経常資金13億4,700万ポンド、国の施設や規制構想に対して2,600万ポンドとなっている。

 
高等教育機関の経常助成金の中は:

  • 高コスト科目への助成金は8.1%増えて8億1,700万ポンドであった。高コスト科目の助成金は学生の授業料を補填するため直接大学に提供される、OfS 助成金の特定分野に対して行われている。この増額について、臨床・実験を伴う医療系や STEM 系の科目を履修する学生に対する助成率は現金ベースで4.75%(実質1.2%)引き上げるのに十分である。その他の高コスト科目の実質的な助成率は維持される。
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  • 看護師、助産、医療従事者関連の科目に対する補助金のレートと高コストな STEM 系学科の配分予算も実質的に維持されている。
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  • 新しく800万ポンドを配分することで、学位技能研修制度の成長と発展を支援し、レベル4とレベル5の教育を支援する。
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  • フルタイムとパートタイムの学部生支援金と障害学生の支援金の予算は、現金ベースで維持されている。学生の転校やメンタルヘルスを支援するための資金も全体的に維持されている。
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  • 世界の先端を行く専門教育高等機関の支援は500万ポンド増で5,800万ポンドであった。

 
OfS は、ウクライナで戦争の影響を受けた学生の苦難に対処するため、大学とカレッジに400万ポンド分配した。この資金は2022/23学事年度の会計年度として、それぞれの機関から学生に配分される予定である。

 

 


学生局(OfS): Ofs announces 14 billion funding for higher education


地域 西欧
イギリス
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 予算・財政
大学・研究機関の基本的役割 教育