【ニュース・イギリス】UKリサーチ・イノベーション(UKRI)の大学院プログラム、留学生も対象に

 
2020年8月20日、UK リサーチ・イノベーション(UKRI) は、2021/22学事年度の開始からUKRIが資金提供を行うすべての大学院プログラムが、留学生も対象となることを発表した。

 
更新された資格基準により、研究・イノベーションの世界的なリーダーである英国は、世界中から才能ある人々を惹きつけることができるようになる。博士課程の留学生は英国の研究システムにおいて貴重な役割を果たし、スキル、アイディア及びネットワークにおいて貢献している。

 
公的な資金配分機関として、UKRI は、海外の最も優れた才能ある人々を英国に引き寄せるために門戸を開くとともに、国内の研究やイノベーションの両方の才能ある人々を育成する責任がある。UKRI は通常、各博士課程育成プログラムにおいて毎年選ばれる留学生の割合を全体の30%に制限する。

 
UKRI から資金提供を受けるすべての博士課程学生は、生活費や英国のレートでの研究機関に係る費用の両方の十分な資金を受ける資格がある。さらなる詳細は、当該変更が2021年8月からの学事年度に効力が生じるよう今年中に明らかにされ、大学や研究機関に伝達される。UKRI の資金は大学によって設定された留学生の授業料はカバーできないが、他の資金から当該授業料を得るための柔軟性が与えられる。

 
以前の学事年度において、学位取得を開始したUKRI から資金提供を受ける学生はこの発表の影響は受けない。2020学事年度に UKRI のプログラムを開始した EU、欧州経済領域(EEA) 及びスイス国籍を持つ人々は、2019年7月に政府によって保証されたものと同じ条件で資金の資格が維持される。

 
補足:
大学大臣の声明文書を受け、EU、他の EEA 及びスイス国籍を持つ人々は、2021年8月から開始する学事年度より、英国の国籍を持つ学生と同様のステータスはなくなる。これは、EU 離脱協定EEA EFTA 分離協定 及び スイス市民権協定 それぞれに基づき市民権の恩恵を受ける EU、他の EEA 及びスイス国籍を持つ人々には影響しない。また、教育を受ける権利や便益やサービスにアクセスする権利を持つ英国やアイルランドに居住するアイルランド国籍を持つ人々も、共通旅行区域協定 に基づき保護される。

 


UK リサーチ・イノベーション(UKRI) : UKRI-funded postgraduate programmes to open to international students


地域 西欧
イギリス
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 予算・財政
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人材育成 若手研究者育成