【ニュース・イギリス】Paul Nurse卿、政府にコロナ禍の影響を受けた慈善団体への支援を求める

 
2020年8月27日、Research Professional News は、フランシス・クリック研究所の所長で、遺伝学でのノーベル賞受賞者である Paul Nurse 卿が、3億ポンドの資金不足を補填するために「Life Science Partnership Fund」への要請を繰り返し述べていることを報道した。

 
Paul Nurse 卿は、英国政府が、コロナ禍の結果、今年3億ポンドの資金不足が見積もられている英国の医学研究の慈善団体への支援しない場合、「破滅的な結果」を警告している。

 
8月27日の BBC の「Radio 4’s Today Programme」において、Paul Nurse 卿は、コロナ禍で最も不幸な結果の一つは、チャリティーショップが閉鎖され、「sponsored run」のようなチャリティーイベントを断念せざるを得なかったため、英国の生物医学研究の慈善団体への資金提供が崩壊したことであると述べた。

 
Paul Nurse 卿は、「これらの慈善団体は、幅広い範囲の様々な病気に関する多くの研究を支援しているが、Cancer Research UK や the British Heart Foundation のような主要な慈善団体は、今年40~50%の収入の喪失を見込んでいる。率直に言って、存在する意味を見失うことになる。」と述べた。

 
結果的に、「臨床試験が中止、休止及び先延ばしとなり、研究インフラは縮小し、全国のセンターがダメージを受け、何年にもわたって構築された研究チームは、削減または廃止となる。」とPaul Nurse 卿は付け加えた。

 
Paul Nurse 卿は、医学研究の慈善団体で予期されている年間3億ポンドの資金不足を補填するため、今後3年間にわたる将来の慈善団体が関連する研究へ資金を提供する共同投資スキームである「Life Science Partnership Fund」への要請を繰り返し述べた。

 


Research Professional News:Paul Nurse urges government to back Covid-hit research charities


地域 西欧
イギリス
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 予算・財政
大学・研究機関の基本的役割 教育、研究
その他 その他
研究支援 研究助成・ファンディング