【ニュース・イギリス】高等教育機関職員データ2020/2021

 
2022年2月17日、高等教育統計局(HESA) が公開したデータから、高等教育機関のアカデミックスタッフの詳細が明らかになった。

 
2020/2021 学事年度では英国のアカデミックスタッフのうち31%が51歳以上であった。発表されたデータは雇用している大学によって年齢層の違いがあり、一部の高等教育機関では51歳以上の職員が半分以上いた。30歳以下はわずか13%で、その割合が0%から3分の1しかいない高等教育機関も存在した。

 
イングランド、ウエールズ、北アイルランドの68%の職員は学生を教育することができる教員資格を保持していた。その数字は2015/2016学事年度の64%から上昇しているが、情報が不明である18,870人は除外された数値となっている。高等教育機関の教師資格の割合は100%から10%未満と幅広い。

 
HESA が発表した給与データはその収入分布が公開されている。それによると2020/2021 学事年度では57%のフルタイムのアカデミックスタッフの年収は46,718ポンド以上であった。21%の職員は最高額の分布にあり、62,727ポンド以上であった。

 
臨床歯科学のフルタイムのアカデミックスタッフの53%が最高額分布の年収であった。そのほかの年収の分布の割合が高いコースは古典学(35%)と経済学(32%)であった。看護学、医療関係の専門職コースのフルタイムのアカデミックスタッフの10%は最高額分布にあった。

 
この公式高等教育職員統計公開データには、下記の5つの内容における職員の統計や契約形態の詳細が記載されている。

  • 誰が高等教育で働いているのか?
  • どの分野で働いているのか?
  • どのような雇用条件なのか?
  • 年収はどのぐらいなのか?
  • 職場はどこか、どこの出身で、どこを目指しているのか?

ほとんどのデータ表には7年分の情報があり、古いデータはHESAのアーカイブから収集可能である。


高等教育統計局(HESA): 
 1. Higher Education Staff Data 2020/21
 2. Higher Education Staff Data


地域 西欧
イギリス
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 予算・財政
研究支援 研究助成・ファンディング