【ニュース・イギリス】大学・科学担当大臣が辞職、政府のEU離脱協定案に抗議

 
2018年12月1日、BBC Newsは、大学・科学担当大臣であるSam Gyimah氏が、政府のEU離脱協定案の中でEU離脱後の英国がガリレオ測位システム(Galileo Sat-Nav System)*から撤退するとされていることに抗議して辞職したと報じた。
 
Gyimah氏はMay首相の協定案をめぐり政府を去った10人目の人物となった。
 
*ガリレオ測位システム:EUが独自開発している、GPSに類似した全地球航法衛星システム。
 
BBC news:Brexit:Sam Gyimah resigns over Theresa May’s ‘naive’ deal
 
その後、2018年12月5日、新しい大学・科学担当大臣としてChris Skidmore氏が任命された。
 
Skidmore氏の略歴

オックスフォード大学で歴史を専攻し、その後同大学の大学院でも学ぶ。“エドワード6世:失われたイングランド王”等数々の歴史書を著作している。保守党議員として2010年にKingswoodから初当選しており、2010年から2013年まで健康特別委員会、2012年から2014年まで教育特別委員会に属した。2013年首相官邸政策委員会の委員となり、2014年にのその副議長に任命された。2015年5月に財務大臣議会担当秘書官に任命された。
 
GOV.UK:Chris Skidmore MP

地域 西欧
イギリス
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 組織・ガバナンス・人事
大学・研究機関の基本的役割 教育、研究
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