【ニュース・イギリス】国際教育戦略:世界的な可能性と成長

 
2019年3月16日、教育省(Department for Education:DfE)と 国際産業省(Department of International Trade:DfIT)は新しい国際教育戦略を発表した。
 
この戦略は以下の政府の目的を掲げている:

  • 2030年までに教育輸出額を年間350億ポンドに増加。
  • 英国での高等教育を受けることを選ぶ各年度の留学生総数を2030年までに60万人に増加。

 
この戦略は、教育機関との協議を通して開発された5つの分野横断的な戦略アクションを示す。

  1. 国際教育を率先する熱意あるリーダーを指名する。
  2. 英国教育の幅と多様性を奨励するEducation is GREAT*のキャンペーンがさらに十分に国際的な聴衆に広まることを確実にする。
  3. 引き続き留学生を歓迎する環境を提供し、より競争力のある提案を開発していく。
  4. その分野への内閣が関与するための枠組みと、国内外の政府部門を調整するための公式化された構造を実施することにより、政府全体での取り組みを確立する。
  5. 年次で発行されている英国の教育輸出データの正確性と対象範囲を改善することによって、より明確な輸出活動を提供する。

 
これらの活動は、教育部門の様々な部分でのそれぞれのニーズと課題を目標とした、より具体的な活動によって支えられており、英国が幼児教育から高等教育まで、教育分野における世界市場シェアを築けるよう支援することを目的としている。
 
*Great Britain Campaignの一環で、英国の観光やビジネスの機会を最大化することを目的に、英国のもつさまざまな可能性を全世界で紹介することで政府や各機関が提携して行なっているキャンペーンで2012年から行なっている。
 
GOV.UK:International Education Strategy:global potential, global growth

地域 西欧
イギリス
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 予算・財政、政策・経営・行動計画・評価
国際交流 国際化
レポート 海外センター