【ニュース・イギリス】修士課程への進学が増加

 
2018年5月18日、学生局(OfS:Office for Students)は、大学院進学のための修士課程向けローンを導入して以来、修士課程への進学者数が増加しているとして、以下のように発表した。
 
2016年に政府が導入した修士課程向けローンでは、学生の学費や生活費のために最大10,000ポンドの借り入れが可能となっている。修士相当の課程で学ぶ入学者の数には、2015/2016学事年度から2016/2017学事年度にかけて、73,880人から96,465人と、22,000人もの大きな増加があった。
 
このことに伴う増加は、以下の学生グループで最も大きかった:

  • 大学進学率の低い地域の学生
  • 黒人学生
  • 障害を申告している学生
  • 25歳以下の学生

2015/2016学事年度で学位を得た者について、学部卒業の際にその後の希望の調査が行われている。これにより、どの学生グループが大学院への進学を予定していなかったかや、何が(進学の)妨げになっていたかを突き止めることができた。
 
大学院で学ぶという目的が特に多く実現したのは、進学率の低い地域の学生と黒人学生であった。これらのグループについては、かねてから経済的な問題が勉学を続ける上での重大な障壁であるとされていた。
 
1ポンド≒150円(2018年5月18日)

 
OfS:More students taking up postgraduate masters’ degrees

地域 西欧
イギリス
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
学生の経済的支援 学生向け奨学金
統計、データ 統計・データ
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