高等教育・キャリア情報を提供するQS社は2019年2月26日、「2019年QS社科目別世界大学ランキング(QS World University Rankings by Subject 2019)」を発表した。これは、世界78カ国に所在する大学1,222校の学部を、48科目(subject)及び5つの分野(broad subject-area)別にランク付けしたものである。
同ランキングでは、2019年に米国大学の学部が第1位にランクされた科目数は28科目で、2018年の34科目から減少した。また、科目別で第1位に選出された学部数が最多の大学は、前年に引き続きハーバード大学(Harvard University、マサチューセッツ州)で、12科目において第1位にランクされ、11科目のマサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology:MIT)がこれに続いた。
その他の主な結果は以下の通り。
- 上位10位にランクインした学部数合計で見ると、米国、英国に次いで、スイスが世界第3位。スイスのランキングが高いのは、特に、スイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETH Zurich)によるもの。
- 2019年に英国大学の学部が第1位にランクされた科目数は13科目で、2018年の10科目から増加。
- アジアで上位10位にランクインした大学学部が最も多い国はシンガポール。
- 中国の競争力は年々高くなり、上位50位にランクインした大学学部数は過去最高。
なお、分野・科目別ランキングは、「QS World University Rankings by Subject」から閲覧可能。
2019年2月26日
QS Quacquarelli Symonds:QS: World’s Best Universities in 48 Subjects Revealed