【ニュース・アメリカ】NSF教育・人材局、助成受給研究者を対象とした新指針で研究結果の再現が容易にできるようにすることを指示

 
米国科学財団(National Science Foundation:NSF)は2018年3月6日、NSFの教育・人事局(Directorate for Education and Human Resources:EHR)が、EHRが助成する科学者を対象とした新たな指針を発表し、研究結果を容易に再現する手段に関する指示の詳細を提示した。
 
新しく提供されたデータ管理計画指針では、EHRからの助成受給を希望する研究者は、研究及び関連資料からのデータ創出方法に関する計画を提案書内で説明することが義務付けられている。これは、研究結果を検証し、研究コミュニティが新たな研究結果に関する情報を引き出しやすくすることを目的としている。
 
HER公式・非公式学習研究部門(Division of Research on Learning in Formal and Informal Settings:DRL)ディレクターのエバン・ハイト氏(Evan Heit)は、同指針に関し、科学における透明性を促進し、HER助成受給研究に対する期待を明確にするものと説明している。
 
研究者は、本指針の下で、データ・製品・手段の共有に関する計画を特定し、他の研究者が研究結果を理解・検証・再現できるようにすることが要求されることになる。
 
なお、本指針は、「Data Management for NSF EHR Directorate Proposals and Awards」(PDF:467.9KB)からダウンロード可能。
 

2018年3月6日
 
National Science Foundation:NSF revamps proposal guidance for education research

 

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