【ニュース・アメリカ】スタンフォード大学、世界のエネルギーインフラ向上と最新サービス提供拡大のために「スタンフォード戦略エネルギー同盟」プログラムを立ち上げ

 
スタンフォード大学(Stanford University、カリフォルニア州)は2018年3月1日、世界のエネルギーインフラの持続可能性を高め、手の届きやすい価格にすると共に、セキュリティを高めるための改革を促進し、最新エネルギーサービスを発展途上経済にも提供するために、新たな研究プログラム「スタンフォード戦略エネルギー同盟(Stanford Strategic Energy Alliance)」を立ち上げたことを明らかにした。
 
これは、エネルギー関連分野において共通の研究目的を持つ、本同盟所属の企業メンバーとスタンフォード大学教員のマッチングを行うというもので、初期段階の研究に対しては、同大学教員リーダーの指示に従って、同盟から資金が提供されることになる。
 
創設企業メンバーのエクソンモービル社(ExxonMobil)とバンク・オブ・アメリカ社(Bank of America)は、それぞれ2,000万ドルと750万ドルの支援を誓約している。同プログラムの管理は、スタンフォード大学のプリコート・エネルギー研究所(Precourt Institute for Energy)が行い、他の著名企業に対しても、本プログラムへの参加を勧める交渉を行っている。
 
戦略エネルギー同盟は、2018年に終了する同大学の「世界気候・エネルギープロジェクト(Global Climate & Energy Project:GCEP)」を基盤とするもので、共同研究企業との密な協力を通して、スタンフォード大学教員が、社会に最も大きな利益をもたらす方法を特定することになる。
 
なお、同プログラムの下で行われた研究結果は発表され、研究を通して発生した知的財産は、スタンフォード大学が所有権を持つことになる。
 
2018年3月1日
 
Stanford News:Stanford launches new energy research program in collaboration with industry
 

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究
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