米国科学財団（National Science Foundation：NSF）は2018年4月2日、国立高磁場研究所（National High Magnetic Field Laboratory：MagLab）に対する支援を継続し、今後5年間に亘り、1億8,400万ドルを助成することを明らかにした。
 
助成額は、前助成期間から約9％増となる。フロリダ州立大学（Florida State University）に拠点を置くMagLabは、NSFからの助成に加えてフロリダ州政府からも助成を受給し、磁束密度45テスラの高磁場計器を含む様々な計器へのアクセスを提供することにより、科学者のニーズを充足する他、地球の磁場の200万倍となる100テスラの磁場生成が可能な磁石を作成している。
 
また、MagLabでは、核磁気共鳴に使用する、世界最強の36テスラの磁石も構築している。なお、MagLabの共用施設7カ所では、毎年1,700人以上の科学者を受け入れている。
 
2018年4月2日
 
National Science Foundation：NSF ‘supermagnet’ laboratory receives $184 million renewal