【ニュース・アメリカ】NSF、マテリアル科学分野における革新的研究を支援するためにMRSEC8機関に6年間に亘り総額1億4,500万ドルを助成

 
米国科学財団(National Science Foundation:NSF)は2017年10月10日、2017年マテリアル研究科学工学センター(Materials Research Science and Engineering Center:MRSEC)助成として、6年間に亘り総額1億4,500万ドルを受給する8機関を発表した。
 
MRSEC助成は、マテリアル科学分野における革新的研究を支援するもので、次世代のマテリアル科学研究者養成を支援するものである。本助成を受給するセンターは、複雑な基礎研究における問題を取り扱うために、大学・国立研究所・企業・国際科学団体の間での協力促進という国家的優先事項に対応することになるが、具体的には、極端な小型化、機能的構造に自律的に折り畳まれる原子的に薄い紙素材、分子規模で接続するナノ粒子の組立・再配置の制御などが含まれる。
 
今回新たにMRSEC助成を受給するのは、

  1. テキサス大学オースティン校(University of Texas at Austin)が主導する「動力学・マテリアル制御センター(Center for Dynamics and Control of Materials)」、
  2. イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校(University of Illinois Urbana-Champaign)が主導する「イリノイマテリアル研究センター(Illinois Materials Research Center)」、
  3. ワシントン大学(University of Washington:UW)が主導する「UW分子工学マテリアルセンター(UW Molecular Engineering Materials Center)」、

の3機関で、継続して助成を受給する既存のセンターは、カリフォルニア大学サンタバーバラ校(University of California, Santa Barbara:UCSB)が主導する「UCSBマテリアル研究科学工学センター(Materials Research Science and Engineering Center at UCSB)」を含む5機関である。
 
2017年10月10日
 
National Science Foundation:Funding the future of materials science
 

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