米国科学財団(National Science Foundation:NSF)は2017年12月20日、NSFの「サイバーコア:奉仕奨学金(CyberCorps: Scholarship for Service:CyberCorps SFS)」プログラムの下で、新たに大学4校に今後5年間に亘り総額約1,660万ドルを助成することを明らかにした。
初年度として今回支給されるのは総額約570万ドルで、これらの助成金は、大学卒業後、連邦・州・地方・部族政府において、サイバーセキュリティ関連の役職に就くことを希望する学生を対象とする奨学金として、授業料全額と給付金を学生1人当たり年間最高3万4,000ドル支給するために利用される。
同助成を受給する大学は、
- ①初年度120万ドル、5年間で総額360万ドルを受給するパデュー大学(Purdue University、インディアナ州)、
- ②初年度160万ドル、5年間で総額500万ドルを受給するメリーランド大学(University of Maryland)、
- ③初年度130万ドル、5年間で総額350万ドルを受給するルイジアナ工科大学(Louisiana Tech University)、
- ④初年度150万ドル、5年間で総額440万ドルを受給するテキサスA&M大学(Texas A&M University)、
の4校である。
これらの大学は、国家安全保障局(National Security Agency:NSA)及び国土安全保障省(Department of Homeland Security:DHS)によるセンター・オブ・エクセレンス(Center of Excellence)指定を含め、サイバーセキュリティ分野における学術プログラムが充実していることの証拠を提示して選出された。
2017年12月20日
National Science Foundation:NSF awards nearly $5.7M to defend America’s cyberspace