【ニュース・アメリカ】ACE、米国大学による国際協力・パートナーシップ等の国際的関与状況をまとめた報告書を発表

 
米国教育審議会(American Council on Education:ACE)は2017年12月20日、米国大学による国際協力及びパートナーシップに関する世界各国との関与の現状をまとめた報告書「2017年版米国大学の国際化マッピング(Mapping Internationalization on U.S. Campuses: 2017 Edition)」を発表した。
 
これによると、米国大学が国際パートナーとする海外機関の大半は他国の大学であるものの、非政府団体(NGO)、外国政府、及び、企業をパートナーとすると回答した大学は、全体の48%超に上ることが明らかにされた。地域別に見ると、米国大学と提携する大学の大半は、アジア及び欧州諸国に所在しており、提携拡大を狙う国は米国への留学生数の多さが反映されたものとなっている。
 
なお、米国大学とパートナーシップを締結している、もしくは締結予定の機関が最も多い国は、中国であるという。また、提携の種類に関しては、米国内と外国の両方の大学でそれぞれ学位が取得できる「二重学位プログラム(dual/double degree program)」と、両方の大学が認める共通の学位を取得する「共同学位プログラム(joint degree program)」の存在がよく知られているものの、全体としては、これらのプログラムが導入されている大学は、それぞれ16%と8%で、小さな割合であった。さらには、現地キャンパスに関しては、オンライン技術を活用したプログラム・授業の提供が主流であることが明らかになった。
 
なお、本報告書は、「Mapping Internationalization on U.S. Campuses 2017 EDITION」(PDF:1.51MB)からダウンロード可能。
 

2017年12月20日
 
American Council on Education:Mapping Snapshot: Focusing on International Collaboration and Partnerships
 

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
国際交流 国際化
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