【ニュース・アメリカ】NSF、「S&CC」プログラムの下で助成総額約2,260万ドルを受給するプロジェクト13件と、「NSF-WINS」チャレンジの入賞チーム8組を発表

 
米国科学財団(National Science Foundation:NSF)は10月4日、「スマート・コネクテッド・コミュニティ(Smart and Connected Communities:S&CC)」助成として、全米の研究機関35機関が関与するプロジェクト13件に対し、総額約2,260万ドルを助成することを発表した。
 
「S&CC」プログラムは、コミュニティが直面する問題を特定・明確化し、問題への対処を支援する研究プロジェクトを企画するためにコミュニティ及び住民と協力する研究者を支援するもので、今回選出されたプロジェクトは、公安、遠隔地におけるインターネットアクセス、雨水・飲料水管理、地域衛生、輸送手段の利用可能性と安全性、及び、人材開発などに関するコミュニティのニーズを取り扱う。
 
また、NSFとモジラ(Mozilla)社は、「NSFネットワーク社会のための無線イノベーションチャレンジ(NSF Wireless Innovation for a Networked Society (WINS) Challenge)」コンペに入賞した8チームを発表した。これらのチームに対しては、安定したインターネットアクセスがない米国人数百万人に、インターネットアクセスを提供するための取り組みに向けて総額160万ドルが付与されることになる。
 
「NSF-WINS」チャレンジでは、入賞者8組のうちの4組が、ハリケーンや地震などの災害からの復興期間中にネットワーク接続が妨げられる地域を対象とした、グリッドを使用しないソリューションを考案し、残りの4組は、現時点では十分な接続性のない遠隔地域を対象とした、手の届く価格での接続性を提供するためのソリューションを考案している。
 
なお、「S&CC」プログラム助成受給プロジェクトは、NSFの検索ページ
「NSF-WINS」チャレンジ入賞者は、Wireless Innovation for a Networked Society (WINS) Challenges
からそれぞれ閲覧可能。
 
2018年10月4日
 
National Science Foundation:NSF announces $24.2 million to support research fueling smart cities and communities

地域 北米
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