商務省（Department of Commerce）傘下の米国標準技術局（National Institute of Standards and Technology：NIST）は2019年4月24日、連邦助成受給研究における米国イノベーションの最大化に向けた緑書「米国イノベーションを解き放つ投資利益率イニシアティブ（Return on Investment Initiative for Unleashing American Innovation）」の最終版を発表した。
 
本緑書は、産学官ステークホルダーからのフィードバックを大幅に取り入れたもので、連邦助成受給研究で生まれた発見の市場への移行を促進させるためのオプションとして、①連邦規制の合理化、②官民パートナーシップの柔軟性拡大、③民間セクタの投資家との協力強化、④起業家の増大、⑤バイドール法（Bayh-Dole Act）の下で連邦政府に与えられた「介入権（march-in rights）」の意図の明確化によるイノベーション支援の強化、などを挙げている。
 
なお、本緑書は、「Return on Investment Initiative forUnleashing American Innovation」（PDF：1.66MB）からダウンロード可能。
 

2019年4月24日
 
National Institute of Standards and Technology：NIST Releases Findings on Increasing the Innovation Impacts of Federally Funded R&D