国立衛生研究所（National Institute of Health：NIH）は2017年10月5日、マイノリティの健康向上及び健康格差の縮小に重点を置いた学際的研究、研究訓練、及び、コミュニティ活動を実施するために考案された専門的研究センター12機関を立ち上げることを明らかにした。
 
これらのセンターは、NIH傘下の国立マイノリティ健康格差研究所（National Institute on Minority Health and Health Disparities：NIMHD）から、5年間に亘り総額約8,200万ドルの助成を受給する予定である。
 
本助成は、センター・オブ・エクセレンス（Centers of Excellence：COE）プログラムの下で支給されるもので、今回選出された12のCOEには、米国南西部の人種・民族マイノリティグループを対象として、身体活動・食事の質・薬物使用などといった修正可能な青少年の行動を研究し、文化的に適切な介入を開発するアリゾナ州立大学（Arizona State University）や、社会的に不利な立場にあるアフリカ系米国人女性を対象として、慢性疾患リスク要因縮小のためにコミュニティ医療従事者モデルを活用するアーカンソー医科学大学（University of Arkansas for Medical Sciences）などが含まれる。
 
2017年10月5日
 
National Institute of Health：NIH to fund Centers of Excellence on Minority Health and Health Disparities