【ニュース・アメリカ】NIMHD、マイノリティの健康・健康格差研究に取り組む研究所及び研究者養成を支援するRCMI専門センタープログラムの下で総額約1億2,200万ドルを助成

 
国立衛生研究所(National Institute of Health:NIH)は2017年10月5日、NIH傘下の国立マイノリティ健康格差研究所(National Institute on Minority Health and Health Disparities:NIMHD)が、マイノリティの健康及び健康格差に関する研究を実施する研究所の研究能力を支援し、同研究に取り組むキャリア早期研究者のキャリア開発を促進するために考案された「マイノリティ研究機関研究センター(Research Centers in Minority Institutions:RCMI )」プログラムの専門センター(Specialized Centers)プログラムを支援するために、7つのセンターに対して5年間に亘り総額約1億2,200万ドルを助成することを明らかにした。
 
RCMI専門センタープログラムは、

  1. 生物医学・行動・臨床基礎研究分野における研究機関の研究能力強化、
  2. マイノリティ及び健康格差グループに偏って影響を与える疾患に関し、全てのキャリアレベルの研究者を対象とした、NIHなどによる競争に基づく外部支援の確保、
  3. 特にキャリア早期の研究者の養成に力を入れた、キャリア強化を実施する環境の促進、
  4. 全ての科学研究の質の強化とマイノリティの健康及び健康格差に関する研究の促進、
  5. RCMI研究所と提携するコミュニティベースの組織との持続可能な関係の構築、

を主要な目標としている。
 
今回助成を受給する7つのセンターには、フロリダ国際大学(International University)が主導する「フロリダ州南部での薬物乱用及びHIVにおける健康格差縮小センター(Center for Reducing Health Disparities in Substance Abuse and HIV in South Florida)」や、北アリゾナ大学(Northern Arizona University)が主導する「南西部健康公平研究協力(Southwest Health Equity Research Collaborative:SHERC)」などが含まれる。
 
2017年10月5日
 
National Institute of Health:NIH to fund seven Research Centers in Minority Institutions
 

地域 北米
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