米国現代語学文学協会(Modern Language Association of America:MLA)は2019年1月2日、コミュニティカレッジなどのように競争率よりも大学入学機会提供を優先する「アクセス重視大学(access-oriented institution:AOI)」における英語指導を強化するために、アンドリュー・メロン財団(Andrew W. Mellon Foundation)から助成100万ドルを受給したことを発表した。
MLAは、2019年~2021年に、AOI教員及びAOIでの教員キャリア構築を目指す者を対象とした、夏期大学を9地域で実施予定である。夏期大学の期間は1週間で、博士課程学生及びAOI教員144人が、米国内の異なる地域で開催される夏期大学プログラムに参加し、プログラム直後の秋学期に教育研究プロジェクトに取り組んで、MLA年次総会(MLA Annual Convention)で発表を行うことになる。また、MLA教員大学(MLA Teaching Institute)が、2019年に2回、2020年に3回、2021年に4回開催され、卒業者には、MLAアクセス重視大学読み書き教育修了証(MLA Certificate in Reading-Writing Pedagogy at Access-Oriented Institutions)が付与される。
なお、メロン財団からの助成を活用する最初のプログラムは、2019年夏にマサチューセッツ大学アマースト校(University of Massachusetts-Amherst)とワシントン大学シアトル校(University of Washington, Seattle)で開催される。
2019年1月2日
News from the MLA:MLA Awarded Million-Dollar Mellon Grant to Support Teaching at Community Colleges
【ニュース・アメリカ】MLA、アンドリュー・メロン財団からの助成を活用してAOI教育強化プログラムを2019年~2021年に実施
地域 | 北米 |
国 | アメリカ |
取組レベル | 大学等研究機関レベルでの取組 |
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