科学者グループJASONは7月1日、独自の調査結果「大学の研究再開過程における新型コロナウイルスリスク管理(Managing the Risk From COVID-19 During a Return to On-Site University Research)」を発表した。
これによると、新型コロナウイルス感染拡大に伴い閉鎖されていた米国の大学の研究室は、感染に対する脆弱性を低減するための対策をとることで安全に再開可能とされている。
再開には何カ月もかかり、規則や手続きの遵守により研究者の活動は制限される可能性があるが、公衆衛生にとっては欠かせないと述べられている。
再開後にもし感染拡大の兆候が確認された場合には速やかな閉鎖の可能性も伴うとも言及されている。本調査においては、マスク着用や物理的距離の確保、検査等の新型コロナウイルス感染防止対策の科学的根拠や限界が評価されている。
なお、本調査結果は、こちらから閲覧可能。
7月2日
Federation of American Scientists: With Care, Research Labs Can Reopen, JASONs Say