疾病管理予防センター(CDC)は6月4日、新型コロナウイルス感染症パンデミックにあって安全に大学運営を行う方法に関する新たな指針を発表した。米国におけるパンデミックの深刻度は急速に緩和されており、CDC は、新指針の中で、学生及び教職員全員がワクチン接種を完了した大学は、マスク着用や定期的検査などを義務付ける措置を取ることなく、完全に対面式講座を再開可能としている。
一方、全学生・教職員がワクチン接種を完了していない大学では、近隣コミュニティにおける感染状況やワクチン接種者の割合などを考慮して、大学執行部が方針を決定すべきとした。また、ワクチン未接種の学生が大学寮に滞在する場合、可能な限り当該学生を一人部屋に滞在させることを奨励している。なお、2021年秋学期に向けて、大学450校以上が、何らかの形で学生・教職員に対して学期開始前にワクチン接種を義務付けることを発表している。
なお、CDC の新指針は、こちら から閲覧可能。
6月4日
The Chronicle of Higher Education: New CDC Guidance: Colleges Where ‘Everyone Is Vaccinated’ Can Return to Full, In-Person Learning
地域 | 北米 |
国 | アメリカ |
取組レベル | 政府レベルでの取組 |
行政機関、組織の運営 | 政策・経営・行動計画・評価 |
大学・研究機関の基本的役割 | 教育 |