公立・ランドグラント大学協会（Association of Public and Land-grant Universities：APLU）は2017年11月12日、APLU加盟大学におけるキャンパスでの国際化に対する取り組み状況を調査した報告書「浸透した国際化　～新たなリーダーシップを求めて～（Pervasive Internationalization: A Call for Renewed Leadership）」を発表した。
 
本報告書は、APLUの国際イニシアティブ委員会（Commission on International Initiatives）によって作成され、公立大学が過去の国際化取り組みを継続して検証すると共に、戦略及び目標を修正し、コミットメントを新たにすることの必要性を強調したもので、キャンパスの国際化は今日の大学にとって優先事項となるべきと提言している。
 
本報告書が提示した公立大学リーダーへの提案事項は以下の通り。

• 大学リーダーは、ビジョンを明確にし、国際化浸透のために全てのステークホルダーからの学内支援を構築することが必要。
• 最高学術責任者（chief academic officer）は、学内の全側面における国際化を主導するために、包含的なステークホルダー・ネットワークによる関与を促進すべき。
• 国際部署の上級職員は、大学全体における国際化の統合を目指すにあたり、大学及び部署の独自のニーズ及び課題のバランスに敏感であるべき。

 
なお、本報告書は、「PERVASIVE INTERNATIONALIZATION:A CALL FOR RENEWED LEADERSHIP」からダウンロード可能。
 

2017年11月12日

Association of Public and Land-grant Universities：New APLU Report Calls for Renewed Commitment to Achieve Comprehensive Internationalization of Public Research Universities