公立・ランドグラント大学協会(Association of Public and Land-grant Universities:APLU)は2017年11月14日、公立大学に対して学生及び労働力へのコミットメントを新たにすることを提言した報告書「仕事・キャリア・人生に向けた準備 ~重要な公立研究大学と資格~(Ready for Jobs, Careers, and a Lifetime: Public Research Universities and Credentials that Count)」を発表した。
本報告書は、公立大学は、一般教育を通した人生の成功に向けての学生の準備だけでなく、労働力のニーズにも対応し、専門職を通して飛躍するために学生に準備させる必要があると提言している。
公立大学に対する主な提案事項は以下の通り。
- 従来型の大学生とは異なるニーズを持つ新しい種類の大学生にとって適切な大学サービスと指導モデルの導入。
- 異なる種類の大学との間でカリキュラムやプログラムを繋げるための最善策特定に向けて、他の高等教育セクタと協力。
- 必要とされる資格に向けて大学が現在及び将来のカリキュラムを計画する上での計画セッションへの支援などを含む、労働力ニーズの学習・対応を目的とした産業界による関与。
- 職業・業界の進化に伴う個人のスキル向上を目的とした、認定証や記章などを含む代替資格の提供。
- 大学による研究開発事業に関して学ぶために、業界パートナーを対象としたフォーラムの開催。
- 証拠に基づく政策決定能力開発を目的とするインパクト評価の強化・拡大・改善のために、政策決定者と相談。
- 企業パートナーシップ及びネットワーク開発を促進するための公共政策策定と、産学パートナーシップによるインパクトを評価する指標の共同開発への支援。
なお、本報告書は、「READY FOR JOBS, CAREERS, AND A LIFETIME」からダウンロード可能。
2017年11月14日
Association of Public and Land-grant Universities:APLU Report: Public Universities Must Renew their Commitment to Student and Workforce Needs