米国大学協会(AAU)は10月26日、学界における性的ハラスメント防止を支援するために、画期的な原則を採用することを秋季総会で決定したと発表した。本原則は、南カリフォルニア大学学長のキャロル・フォルト氏とカンザス大学総長のダグラス・ギロッド氏が共同委員長を務め、大学執行部要職者20人で構成される AAU の「学界における性的ハラスメント諮問委員会」が作成したものである。同原則は以下の3つの側面に重点を置いたもので、各大学独自の文化・法的背景に応じて任意で採用可能となるよう考案されている。
- ハラスメント発生の予防
- 被害者に対し、ハラスメント報告に必要なリソース・支援の提供
- 加害者の責任追及
具体的に、以下のものが含まれ、AAU 加盟大学において、性的ハラスメントは許されないもので、被害者が支援を受けることができるという文化を創出することを目指している。
- 性的ハラスメントの加害被疑者の情報共有
- 性的不正行為被疑者が当該大学から勤務先変更後も調査を最後まで遂行
なお、本原則の詳細は、こちら から閲覧可能。
10月26日
Association of American Universities: AAU Adopts Principles on Preventing Sexual Harassment in Academia
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国 | アメリカ |
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