【ニュース・アメリカ】2021年高校卒業者、学士号取得後の学資ローン負債額は3万8,147ドルとなる見込み

 

金融会社のナードウォレット社の予測によると、2021年高校卒業者における学士号取得後の学資ローン負債額は、3万8,147ドルとなるという。

 
これは、米国教育統計センター(NCES)の最新データ(2018-2019学年度)を使用したもので、過去の大学進学データに基づくと、高校卒業者の約45%が4年制大学に進学すると予想され、①大学進学者の45%が学資ローンを利用、②学士号取得に要する期間は平均約5年、③学士号取得までの5年間に毎年学資ローンを利用すると仮定すると、学資ローン負債額は3万8,000ドルを超えると分析している。

 
また、本分析の対象は公立4年制大学進学者に限定しており、私立大学進学者の場合、負債額はこの分析結果を上回ると見られている。同社が大学進学希望者に推奨する学資ローン負債を最小限に抑えるための主な手段は以下の通り。

  • 連邦学資援助無料申込(FAFSA)を毎年提出。
  • 大学2年時以降も大学の学資援助サービスを通して FAFSA 以外の奨学金申込を提出。
  • 学費の一部を補うためにパートタイムで就労。
  • 必要な金額分だけ学資ローンを利用。
  • できる限り短期間で卒業。
  • 在学中に学資ローン返済オプションを調査。

 
5月4日


Nasdaq: College-Bound Grads Could Exit With $38K Student Loan Debt


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