【ニュース・アメリカ】2020年度教育省予算、前年度比13億ドル増の728億ドル

12月20日に大統領署名を経て成立した2020年度歳出法では、教育省（Department of Education）に対し、2019年度から13億ドル増、また、大統領予算案から87億ドル増となる、728億ドルを割り当てた。

これには、低所得層学生向け連邦奨学金「ペルグラント（Pell Grant）」の1人当たりの最高支給額を現行から150ドル増の6,345ドルに引き上げることが含まれている。その他の主な内容は以下の通り。

補助的教育機会助成（Supplemental Educational Opportunity Grant）プログラム：前年度比2,500万ドル増の8億6,500万ドル。
連邦ワークスタディ（Federal Work-Study）プログラム：同5,000万ドル増の12億ドル。
低所得層学生・いわゆる『大学第一世代の学生（First-Generation College Student）』（家族で初めて大学進学した学生）・障害を持つ学生などの大学進学を支援する連邦TRIOプログラム：同3,000万ドル増の11億ドル。
低所得層学生の大学進学率向上を目指す「学士課程プログラム早期認識・準備獲得プログラム（Gaining Early Awareness and Readiness for Undergraduate Programs：GEAR UP）」：同500ドル増の3億6,500万ドル。
歴史的黒人大学（Historically Black Colleges and Universities）補助金：同4,200万ドル増の3億2,500万ドル。
ヒスパニック系学生受入大学（Hispanic-serving Institutions）補助金：同1,900万ドル増の1億4,300万ドル。
オープン・テキストブック・パイロットプログラム：同200万ドル増の700万ドル。
退役軍人学生成功プログラムセンター・オブ・エクセレンス（Centers of Excellence for Veterans Student Success Program）：大統領予算案で予算が割り当てられていなかったものの、プログラム再開のために700万ドルを割当。

12月20日