州高等教育経営責任者協会(State Higher Education Executive Officers Association:SHEEO)は5月5日、州及び地方政府による高等教育への財政支援状況をまとめた年次報告書「2019年度州政府高等教育財務状況(SHEF:FY 2019 – State Higher Education Finance)」を発表した。
これによると、2019年度に州及び地方政府が高等教育に投入した金額は、初めて1,000億ドルを超えた。但し、州・地方政府が拠出する
学生1人当たりの高等教育補助金は、7年連続で増加したものの、全米平均では、2008年の景気後退前のレベルを8.7%下回った。
その他の主な結果は以下の通り。
- 在籍フルタイム学生数は、8年連続で減少したものの、過去3年間の在籍フルタイム学生数減少率はいずれも0.5%未満。また、2019年の在籍フルタイム学生数は約1,100万人。
- 州政府が拠出するフルタイム学生1人当たりの学資援助額は、2008年の景気後退時から34.1%増の808ドルで過去最高。
- 2019年の正味授業料収入は、フルタイム学生1人当たり6ドル減少。学生1人当たりの正味授業料収入が前年を下回ったのは、2008年の景気後退以降で初めて。
- 公立大学における総収益は前年比1.3%で、学生1人当たり1万5,018ドル。
なお、本報告書は、こちらからダウンロード可能。
5月5日
State Higher Education Executive Officers Association:
New SHEEO report finds state funding remains below historic levels as public colleges brace for a recession and expected budget cuts
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