米国科学財団(NSF)が発表した年次報告書「博士号取得調査」から、2019年の博士号取得者数は5万5,703人で、2018年から1%増であることが
明らかになった。
また、人種的マイノリティである黒人・ラテン系・米国先住民学生数は前年比7%増であったものの、博士号取得者全体に占める割合は10%未満
(5,480人)であった。
一方、性別でみると、生命科学、心理学、社会科学、教育、人文科学、芸術などといった非科学・工学分野の博士号取得者は女性が半数以上を
占めるのに対し、物理科学及び地球科学では約3分の1、工学、数学、コンピュータ科学では約4 分の1 にとどまった。
さらに、非移民ビザ保有者が全体の38%を占め、例年を僅かに上回った。但し、これらのデータは、全て新型コロナウイルス感染症パンデミック
前のもので、現在大学院に在籍する学生の多くは、既に就職難である研究職就職市場での採用凍結を回避するために、卒業を遅らせる計画を示唆している。
なお、本報告書は、こちら から閲覧可能。
12月9日
Inside Higher ED: Calm Before the Storm
地域 | 北米 |
国 | アメリカ |
取組レベル | 大学等研究機関レベルでの取組 |
大学・研究機関の基本的役割 | 教育 |
統計、データ | 統計・データ |