【ニュース・アメリカ】2017年秋学期の米国大学推定在籍学生数、前年同期比約1%減

 
米国学生情報研究センター(National Student Clearinghouse Research Center)は、2017年秋学期の米国大学推定在籍学生数に関するデータ「2017年秋学期 推定在籍学生数(Current Term Enrollment Estimates – Fall 2017)」を発表した。
 
これによると、2017年秋学期の大学在籍学生数は前年同期比1%減で、6年連続減少となった。これは、学士課程の在籍学生数が前年比約22万4,000人減(1.4%減)となったことが主要な原因と考えられており、大学院及び専門プログラムの在籍学生数は、逆に同2万4,000人増となっているという。
 
また、近年は、準学士号・修了証取得プログラムが政策決定者によって重視されてきたが、今回発表されたデータで在籍学生数が増加しているのは、学士号取得課程のみであることが明らかにされ、準学士号取得を目指す学生数は前年同期比2.3%減、修了証を含む非学位資格の取得を目指す学生数は同10.7%減であった。さらには、パートタイム学生数は前年同期比3.3%減であったのに対し、フルタイム学生数は、同0.3%増であったことが判明した。
 
その他の主な結果は以下の通り。

  • 新入生数は前年同期比6万3,000人減(2.3%減)で、減少の主要な原因は、25歳以上の新入生数が同13%減となったこと。但し、18~24歳の新入生数も同2万3,000人減(1%減)。
  • 営利4年制大学の在籍学生数は、前年同期比6万9,000人減(7.1%減)。
  • 非営利私立4年制大学の在籍学生数は、前年同期比1万4,000人減(0.4%減)。一方、公立4年制大学は、近年僅かながら在籍学生数が増加していたが、2017年秋学期は前年同期比0.2%減。

 
2017年12月19日
 
National Student Clearinghouse Research Center:Current Term Enrollment Estimates – Fall 2017
 
Inside Higher ED:Enrollment Slide Continues, at Slower Rate
 

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
統計、データ 統計・データ
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