米国科学工学医学アカデミー（National Academies of Sciences, Engineering, and Medicine）の湾岸研究プログラム（Gulf Research Program：GRP）は2017年11月6日、ハリケーン「ハービー（Harvey）」及び「イルマ（Irma）」による影響を受けた科学研究を支援するために、最高200万ドルの緊急助成を支給することを発表した。
 
本助成の受給対象は、ハリケーンの影響を受けた研究プロジェクトで、人間の健康・環境資源・メキシコ湾地域における海上エネルギーの安全性の強化という、GRPの重点事項に関連した研究であることが要件となる。助成額は1件当たり最高5万ドルで、損傷・喪失した研究機器やデータなどの修復・取替・回収などが支援対象となる。
 
助成は2回に分けて行われ、第1次助成の出願期間は2017年11月6日～2018年1月3日で、2018年1月に審査結果発表が行われる。一方、第2次助成の出願期間は2018年1月8日～2月28日で、審査結果は同3月に発表される予定である。
 
2017年11月6日
 
National Academies of Sciences, Engineering, and Medicine：National Academies’ Gulf Research Program Commits $2 Million to Assist Scientific Research Impacted by Hurricanes Harvey and Irma