【ニュース・アメリカ】米国発明家アカデミー、日本人発明家3人を含む2017年フェロー155人を選出

 
米国発明家アカデミー(National Academy of Inventors:NAI)は2017年12月12日、2017年のNAIフェローとなる学術発明家155人を選出した。今回新たに選出されたフェローを含めると、NAIフェローは合計912人となった。
 
2017年フェローは、米国特許合計約6,000件を保有しており、NAIフェロー全員が保有する米国特許数は3万2,000件超となった。NAIフェロー全体には、研究大学及び非営利研究機関の学長及び上級リーダーが100人以上含まれ、439人は米国科学工学医学アカデミー(National Academies of Sciences, Engineering, and Medicine)メンバーで、36人は米国発明家殿堂(National Inventors Hall of Fame)入りを果たした他、米国技術イノベーションメダル(U.S. National Medal of Technology and Innovation)及び米国科学メダル(U.S. National Medal of Science)受章者52人、ノーベル賞受賞者29人、米国科学振興協会(American Association for the Advancement of Science:AAAS)フェロー261人、アイ・トリプル・イー(Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.:IEEE)フェロー168人、及び、米国芸術科学アカデミー(American Academy of Arts & Sciences)フェロー142人が含まれる。
 
NAIフェローには、生活の質・経済開発・社会福祉に具体的影響を与える優秀な発明を通して先進性を実証した学術発明家が選出され、これまでに9,400件超のライセンス技術を生み出し、130万件超の雇用を創出した他、発明に基づいて1,370億ドル超の収入が創出されている。
 
なお、2017年NAIフェローは、2018年4月5日にワシントンDCで開催される第7回NAI年次総会(Seventh Annual NAI Conference)において正式に披露されるが、日本人では、名古屋大学の天野浩氏、東北大学の出澤真理氏、及び、東京大学の片岡一則氏の3人が含まれている。
 
なお、NAIフェローのリストは、「NAI:Fellows List」から閲覧可能。
 
2017年12月12日
 
National Academy of Inventors:National Academy of Inventors Announces 2017 Fellows
 

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
顕彰 顕彰
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