【ニュース・アメリカ】米国政府、大学構内における反ユダヤ主義に対する批評家のケネス・マーカス氏を教育省公民権担当長官補佐に推薦

 
米国政府は2017年10月26日、長期間に亘って空席となっていた教育省(Department of Education)の公民権担当長官補佐に、「ルイス・ブランダイス法の下での人権センター(Louis D. Brandeis Center for Human Rights Under Law)」創設者で会長のケネス・マーカス(Kenneth L. Marcus)氏を推薦することを発表した。
 
マーカス氏は、ニューヨーク市立大学バルーク校(Baruch College of the City University of New York)で平等・正義に関する客員教授も務めており、ブッシュ政権下では公民権担当長官補佐代行として公民権局(Office for Civil Rights:OCR)を主導した経歴を持つ。
 
また、教育長官補佐代行を退任後は、大学構内における反ユダヤ主義に対する批評家として活動しており、前職では、ユダヤ人・コミュニティ研究所(Institute for Jewish and Community Research、カリフォルニア州)ディレクターを務めた。トランプ政権発足後、最初の9カ月間はキャンディス・ジャクソン(Candice E. Jackson)氏が公民権担当長官補佐代行としてOCR責任者を務めているが、民主党上院議員からはジャクソン氏の退任が要求されている。マーカス氏の就任が連邦議会上院で承認された場合、ジャクソン氏は戦略的運営・アウトリーチ担当長官補佐代理の任務を継続することになる。
 
2017年10月26日
 
The Chronicle of Higher Education:Advocate for Jewish Civil Rights Is Tapped to Lead Key Education Dept. Office
 

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
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