米国科学工学医学アカデミー（National Academies of Sciences, Engineering, and Medicine：以下、米国アカデミー）と米国科学財団（National Science Foundation：NSF）は4月28日、社会・行動科学研究者とCOVID-19対策を主導する政策決定者とを繋ぐ「社会専門家行動ネットワーク（Societal Experts Action Network：SEAN）」の設立を発表した。

 
 「SEAN」は、連邦・州・地方政府からの最も急を要する社会・行動・経済学関連の質問に対し、適切な専門家との協力の下で実用的な回答を迅速に提供することになる。

 
 「SEAN」の活動は、米国アカデミーの新興感染症・21世紀の健康脅威常任委員会（Standing Committee on Emerging Infectious Diseases
and 21st Century Health Threats）の下で執行委員会が監督し、同常任委員会メンバーである、ジョージタウン大学（Georgetown University、
ワシントンDC）執行副学長兼学務担当副総長のロバート・グローブス（Robert Groves）氏と、ハーバード大学（Harvard University、
マサチューセッツ州）フランソワ・ザビエル・バグノー衛生・人権センター（François-Xavier Bagnoud Center for Health and Human Rights）ディレクターのメアリー・バセット（Mary T. Bassett）氏が、執行委員会の共同委員長を務める。

 
 「SEAN」には、幅広い分野の研究者と社会・行動科学研究機関が含まれ、政策決定者からの要請に対する回答は、電話・プレゼンテーション・文書など、様々な様式で提供されることになる。
 
４月２８日
 

National Academies of Sciences：
National Academies of Sciences, Engineering, and Medicine, National Academies, National Science Foundation Create Network to Connect Decision-Makers with Social Scientists on Pressing COVID-19 Questions