【ニュース・アメリカ】学資ローン負債総額の約7.5%は民間学資ローン負債で、年間約140万人の大学生が利用

 
学資ローンを含む様々な金融製品を提供するレンドEDU(LendEDU)社は2019年7月16日、2016年以降の民間学資ローン業界の変化をまとめた『2019年民間学資ローンの現状報告書(State of Private Student Loans Report 2019)』を発表した。
 
これによると、4,500万人の学資ローン利用者による現在の負債総額は1兆5,200億ドルで、2017年大学卒業者による平均学資ローン負債額は、1人当たり2万7,975ドルであった。また、学資ローン負債総額の7.5%に相当する1億200万ドルは、民間学資ローン負債で、毎年大学生約140万人が民間学資ローンを利用しているという。
 
2016年~2019年における民間学資ローン市場の特徴は以下の通り。

  • 同期間の民間学資ローン承認率は21.04%。連帯保証人付きでの申請者の承認率は40.51%で、申請者全体の37.35%は連帯保証人と共に申請。一方、連帯保証人なしでの申請者の承認率は8.66%で、全体の62.65%が連帯保証人なしで申請。
  • 同期間に承認された、1人当たりの平均民間学資ローン利用額は1万3,780ドル。
  • 同期間の平均金利は8.86%で、平均変動金利は8.81%、平均固定金利は9.97%。連帯保証人付きの場合、平均金利は8.74%で、平均変動金利は8.49%、平均固定金利は10.00%。
  • 同期間に承認された民間学資ローン申請者の平均FICOクレジットスコアは737点で、申請者全体の平均FICOクレジットスコアは644点。
  • 同期間に承認された民間学資ローン申請者の世帯あたり平均収入は7万2,947ドル。一方、申請者全体では、平均4万4,583ドル。

 
2019年7月16日
 
LendEDU:State of Private Student Loans Report 2019
 

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
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