【ニュース・アメリカ】大学関連出費と卒業後の平均年収から見て利益率の高い50大学ランキング

 
ビジネスニュースを発信するCNBC局は、大学授業料と卒業生の平均年収から、利益率の高い大学上位50校(私立大学25校、公立大学25校)を特定した。
 
特定にあたっては、まず、教育ニュースを提供する非営利機関のザ・ハッチンガーレポート(The Hechinger Report)のデータを使用して、年収4万8,001ドル~7万5,000ドルの家庭の学生が支払う正味費用(授業料、教科書、教材等全ての出費から、政府・大学等から提供される奨学金を差し引いた額)を特定した。次に、ペイスケール(PayScale)社のデータを使用して、正味費用を卒業生の年収(就労経験5年未満及び10年以上の2種類)で割った数値を算出した。
 
その結果、私立大学第1位にランクされたのはスタンフォード大学(Stanford University、カリフォルニア州)で、上記年収の家庭の学生1人当たりの正味費用は年間4,061ドル、就労経験5年未満の卒業生の平均年収は7万6,500ドル、同10年以上の卒業生の平均年収は14万3,000ドルであった。同大学に次ぐ第2位はプリンストン大学(Princeton University、ニュージャージー州:正味費用4,557ドル、就労経験5年未満の平均年収7万2,700ドル、10年以上14万1,000ドル)で、第3位はシカゴ大学(University of Chicago、イリノイ州:正味費用4.536ドル、就労経験5年未満の平均年収6万1,600ドル、10年以上11万7,500ドル)であった。
 
一方、公立大学第1位にランクされたのはワシントン大学シアトル校(University of Washington, Seattle:正味費用8,984ドル、就労経験5年未満の平均年収5万9,900ドル、10年以上11万1,800ドル)、第2位はワシントン大学ボセル校(University of Washington, Bothell:正味費用8,767ドル、就労経験5年未満の平均年収5万8,200ドル、10年以上10万4,100ドル)、第3位はマサチューセッツ海事大学(Massachusetts Maritime Academy:正味費用1万235ドル、就労経験5年未満の平均年収6万7,200ドル、10年以上11万4,600ドル)であった。
 
2019年7月16日
 
USA Today:Is college worth it? Here are the top 50 schools that pay off the most
 

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アメリカ
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