米国大学・雇用主協会(NACE)は5月26日、通常夏学期を中心に1学期間の就労体験を行うインターンシップ経験者と、3学期間の就労体験を授業履修の学期と交互に長期に亘って行うコープ(co-op) 経験者を対象に実施した調査結果をまとめた報告書「2021年インターンシップ・コープ調査報告書」を発表した。
これによると、インターンの57.6%とコープの67.5%は男子学生、インターンの62%とコープの71%は白人学生で、NACE エグゼクティブディレクターのショーン・バンダージール氏は、雇用主は常に多様且つ包括的な人材を戦略的優先事項にしていると報告しているにもかかわらず、現状とは異なるとコメントした。
その他の主な結果は以下の通り。
- 人種別では、2番目に多いグループはアジア系米国人学生(インターン13.9%、コープ8.1%)で、アフリカ系米国人学生(インターン8.2%、コープ8.1%)がこれに続くが、大きな格差あり。
- 性的マイノリティ(LGBTQ+)と自己申告したインターン・コープは全体の約10%であるのに対し、退役軍人と自己申告した者及び障害を持つ者はいずれも5%未満。
なお、本報告書のエグゼクティブサマリは、こちら からダウンロード可能。
5月26日
National Association of Colleges and Employers:
COMPOSITION OF INTERN, CO-OP COHORTS SHOW EMPLOYER DEI EFFORTS ARE FALLING SHORT
地域 | 北米 |
国 | アメリカ |
取組レベル | 大学等研究機関レベルでの取組 |
大学・研究機関の基本的役割 | 研究 |
人材育成 | 学生の就職 |