【ニュース・アメリカ】子育て中の米国大学生の43%、経済的ストレスと大学キャンパスにおける孤立感を主とする大きなストレスに直面

 
親と子の教育における成功・経済の安定・健康を支援する拠点となる アスペン研究所アセンドジェド財団 は、報告書「子育て中の学生の精神衛生改善:高等教育のための枠組み」を発表した。

 
これによると、約400万人と言われる子育て中の米国大学生の43%は非常に大きなストレスを感じており、精神衛生及び学業成績に影響をもたらしていることが明らかにされた。ストレスの主因は経済的ストレスと大学キャンパスにおける孤立感で、38%は過去30日間に退学を考えたことがあると回答した。
主な結果は以下の通り。

  • 子育て中の学生の半数以上は大学から歓迎されていないと感じており、18~29歳のグループに限定するとした場合、この割合は67%に増加。所属する大学が子育て中の学生に対して支援的と回答したのは37%のみ。
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  • 子育て中の学生、特に25歳以上のグループは、人生の目的・意義に対する意識が高く、薬物乱用者の割合が子どものいない学生よりも低く、学業にも熱心な傾向。
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  • 子育て中の学生の15.5%は、精神衛生ケアへの支払いが困難と回答したのに対し、子どものいない学生では10.3%。

なお、本報告書は、こちら からダウンロード可能。

 
5月26日


Ascend at the Aspen Institute: 
NEW STUDY: STUDENT PARENTS IN COLLEGE EXPERIENCE UNIQUE MENTAL HEALTH CHALLENGES BUT LACK ACCESS TO SUPPORT ON CAMPUS


地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究
人材育成 学生の多様性