営利大学を経営するストレイヤー・エデュケーション社(Strayer Education, Inc.)とカペラ・エデュケーション社(Capella Education Company)は2017年10月30日、教育イノベーションにおける米国リーダーとなることを目指し、完全株式の対等合併に合意した。
合併後は、ストレイヤー社は企業体として残り、ストレイヤー大学(Strayer University)とカペラ大学(Capella University)の両方の運営を行うことになる。また、両大学は、それぞれ今後も別々に認可された独立大学として運営され、全米50州において、合計約8万人の学生に教育を提供することになる。
また、別々の大学理事会を維持し、両大学共に現在の学長がそのまま主導し、教員及び学業支援職も各大学で別々に維持される。今回の合併により、経営レベルでの効率性を達成し、それぞれの大学において、手の届きやすい価格で学生の学業及びキャリアにおける実績を強化することが目指されている。
また、合併による大きな利点として、
- ①規模の拡大、
- ②機能の増大、
- ③財務プラットフォームの強化、
などが挙げられている。
両社による合併契約の下で、ストレイヤー社とカペラ社の株式は統合され、カペラ社の株主は、1株当たりストレイヤー社の株式0.875株を取得することになり、10月27日の両社の普通株終値に基づくと、合併後の新会社の資産は約19億ドルになると見られている。合併手続き完了後は、ストレイヤー社株主が新会社株式の約52%、カペラ社株主が同約48%を所有することになる。なお、今回の合併は、両社の取締役会で満場一致で承認されている。
2017年10月30日
Capella Education Company:Strayer Education, Inc. and Capella Education Company Combine to Create a National Leader in Education Innovation