全米人文科学基金(NEH)は10月4日、米国救済計画の下で割り当てられた補助金の中から、総額8,780万ドルを全米50州とコロンビア特別区・プエルトリコ・グアム・北マリアナ諸島に所在する文化・教育機関約300組織に付与し、新型コロナウイルス感染症パンデミックによる経済的影響からの回復、職員の維持・再雇用、会場・施設・プログラムの再開を支援することを発表した。
これは、2021年米国救済計画法の下で NEH に割り当てられた補助金1億3,500万ドルの一部で、NEH は、人文科学機関・プログラム・専門家を地域レベルで支援するために、州政府及び人文科学管轄委員会に対して既に5,260万ドルを付与している。
今回付与された「NEH 米国救済計画を通した人文科学の持続(SHARP)」助成は、以下 2つのカテゴリーに分類される。
- パンデミックによる悪影響を受けた人文科学機関292組織に直接付与する緊急救済助成として提供される「米国救済計画:人文科学機関」5,900万ドル
- 競争の下で助成提供プログラムを運営する13組織に付与される「米国救済計画:人文科学助成提供」2,880万ドル
なお、SHARP 助成は、公立・私立大学約90校にも緊急救済金として支給される。
10月04日
National Endowment for the Humanities:
NEH Awards $87.8 Million in ARP Relief Funding for Economic Recovery to Cultural and Educational Institutions
地域 | 北米 |
国 | アメリカ |
大学・研究機関の基本的役割 | 教育 |
その他 | その他 |