【ニュース・アメリカ】SUNY、2021年秋学期登録学生の約2%がコロナワクチン接種義務に従わず、履修登録取り消しとなる可能性

 
米国最大の大学システムであるニューヨーク州立大学(SUNY)は、対面式講義を受講する学生全員に新型コロナウイルス感染症ワクチン接種を義務付けることをニューヨーク州政府が公立大学に命じたことを受け、対象学生に9月27日までにワクチン接種を完了するよう指示していた。

 
同大学によると、2021年秋学期の履修登録済みの学生約39万4,000人のうち、10月1日午後時点で98%の学生がワクチン接種を完了した一方、5,903人はワクチン接種義務に従わず、履修登録取り消しとなる可能性があるという。SUNY は、ワクチン接種期限後も、最高10日間の猶予期間を学生に与えており、同期間中にワクチン接種証明を提示した学生に対しては、履修登録取り消し措置は取られない。

 
また、同大学は、医学的・宗教的理由での接種免除を認めるほか、完全オンライン講義受講者も接種義務対象とならない。米国では、ファイザー社とバイオエンテック社が開発したワクチンを食品医薬品局(FDA)が8月に正式認可して以来、SUNY を含む米国大学数百校が、少なくとも一部の学生・教職員に対してワクチン接種を義務付けている。なお、バージニア大学では、ワクチン接種義務に従わない学生約50人の履修登録が既に取り消されたほか、ニューメキシコ大学メリーランド大学カレッジパーク校バージニア工科大学などでも、ワクチン接種義務に従わない学生の履修登録が取り消される可能性がある。

 
10月1日


Higher ED Dive: SUNY begins to unenroll students who didn’t comply with COVID-19 vaccine mandate


地域 北米
アメリカ
大学・研究機関の基本的役割 教育
統計、データ 統計・データ