トランプ大統領は2017年12月11日、宇宙政策に関する大統領指令に署名し、米航空宇宙局(National Aeronautics and Space Administration:NASA)に対して地球外での有人探査を追求し、宇宙飛行士を再度月に送ることを指示した。
また、宇宙プログラムを進めるにあたっては民間企業の力を活用し、21世紀の宇宙能力を促進する民間企業に対してインセンティブを与えることを明らかにした。さらには、月ミッションにおいては企業と並んで国際パートナーとも協力し、火星を含む太陽系内の他の天体を目的地とする有人探査に向けた技術・手段を開発するとした。
この他、近い将来には米国製ロケット「宇宙打上げシステム(Space Launch System:SLS)」と米国製宇宙船「オリオン(Orion)」を使用して宇宙飛行士を宇宙に送り、複数の米国企業が、国防総省(Department of Defense)の国家安全保障ペイロード打上げに使用する米国製エンジン及びロケットを提供することになるとし、米国が宇宙プログラムにおけるリーダーとなることを指示した。
2017年12月11日
The White House:President Donald J. Trump Will Make America a Leader in Space Exploration Again
【ニュース・アメリカ】トランプ大統領、有人探査の目標地として月を指定
地域 | 北米 |
国 | アメリカ |
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