【ニュース・アメリカ】スタンフォード大学、テニュア取得を目指す若手教員に対する支援を発表

 
スタンフォード大学は、テニュア取得を目指す若手教員の研究活動が新型コロナウイルス感染症パンデミックの影響を受けたことを考慮して、テニュア審査までの期間のカウント停止に加え、研究のみに集中できる機会をパンデミック後に1学期間与えることを2021年に発表していたが、1月19日になって、研究のみに集中する期間をさらに1学期間追加、もしくは、テニュア審査までの期間をさらに1年延長(合計2年)のいずれかの機会を提供することを発表した。

 
また、保育費などの支出への支援として、給与補助金最高3万ドルの受給資格があることや、研究支援として、小規模研究助成最高1万ドル、もしくは、大規模研究助成最高10万ドルの受給資格も与えられるとした。これらの支援の対象となる教員で受給を希望する者は、所定のフォームを使用した申請が必要となる。同大学教務部長の パーシス・ドレル 氏は、対面式講義を再開した2021年秋学期には、週1回の頻度で教授会が昼食会を開催して教員が懸念事項などを表明できる機会を設けたとしており、今回の発表も、若手教員が研究・指導に集中できるようにすると共に、同大学の価値あるメンバーとして、支援を実感できることを望むとしている。

 
なお、スタンフォード大学による発表は、こちら から閲覧可能。

 
1月27日


Inside Higher ED: More Support for COVID-19–Affected Professors


地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究
人材育成 若手研究者育成