【ニュース・アメリカ】オハイオ州立大学、アップル社と協力してデジタル学習イニシアティブ「デジタル・フラッグシップ大学」を立ち上げ

 
オハイオ州立大学(Ohio State University)は2017年10月4日、学生のための教育イノベーションと地域の経済開発機会を支援する、総合的な大学全体でのデジタル学習イニシアティブ「デジタル・フラッグシップ大学(Digital Flagship University)」を立ち上げることを発表した。本イニシアティブは、指導・学習、研究、創造的表現に特に重点を置き、同大学の戦略計画の下で施行される。
 
また、同大学は、本イニシアティブの下で、アップル社(Apple)との協力を通して、

  1. 大学全体における学習技術を統合する学生成功のためのイニシアティブの立ち上げ、
  2. コロンバス校キャンパスに教職員・学生・コミュニティメンバーによる利用が可能なiOSデザイン研究所の設立、
  3. アプリ経済における就職準備を高めるために、学生がコーディング技能を学ぶ機会を全学に提供、

などを行うことになる。
 
①に関しては、2018年秋学期から、コロンバス校及び分校において、新入生全員に「アップル・ペンシル(Apple Pencil)」及び「スマート・キーボード(Smart Keyboard)」などのツールを含むタブレット「アイパッド・プロ(iPad Pro)」と、大学生活及び学習を支援するアプリが支給されることになる。
 
また、②に関しては、アップル社のプログラム言語「スウィフト(Swift)」を使用したアプリ設計に関心のある学生・教職員・コミュニティメンバーに対し、技術訓練及び認定証を提供することになる。
 
「デジタル・フラッグシップ大学」イニシアティブは、2017-18学年度内に立ち上げられる予定で、iOSデザイン研究所は、2018年に暫定的な場所で開設された後に、2019年に恒久的な場所へ移転する予定である。なお、学生のための「Swift」コーディング講座は、2018年春学期に開講予定である。
 
2017年10月4日
 
The Ohio State University:Ohio State collaborates with Apple to launch digital learning initiative
 

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
レポート 海外センター