労働省（Department of Labor）のアレクサンダー・アコスタ（Alexander Acosta）長官は2017年10月16日、トランプ大統領が米国における研修生制度拡大に関する大統領令を発令したことを受け、大統領府研修生制度拡大タスクフォース（Task Force on Apprenticeship Expansion）の構成メンバーを発表した。
 
民間企業・業界団体・教育機関・労働組合などの代表者で構成されるタスクフォースは、米国におけるスキル格差に対応した人材開発経験を提示することになる。アコスタ長官は、研修生制度拡大により、現在及び将来に需要のある職業に就く上で必要となるスキルの習得を支援するとし、タスクフォース構成メンバーは、全米で研修生制度を成長させるための政府による戦略に指針を提示するような、様々な見解を提供することになるとコメントした。
 
同タスクフォースの委員長はアコスタ長官が務め、副委員長には、教育省（Department of Education）のベッツィー・デボス（Betsy DeVos）長官と商務省（Department of Commerce）のウィルバー・ロス（Wilbur Ross）長官が就任する。
 
また、委員には、米国コミュニティカレッジ協会（American Association of Community Colleges：AACC）会長兼CEOのウォルター・バンファス（Walter Bumphus）氏、マンパワー社（Manpower Inc.）ディレクターのキャリ・ドミンゲス（Cari Dominguez）氏、米国商工会議所（U.S. Chamber of Commerce）会長兼CEOのトーマス・ドノヒュー氏（Thomas J. Donohue）、ダウケミカル社（Dow Chemical Company）会長兼CEOのアンドリュー・リベリス（Andrew Liveris）氏、アイオワ州のキム・レイノルズ（Kim Reynolds）知事、公立・ランドグラント大学協会（Association of Public and Land-Grant Universities：APLU）理事のマーク・ローゼンバーグ（Mark B. Rosenberg）氏、及び、米国製造業者協会（National Association of Manufacturers）会長兼CEOのジェイ・シモンズ（Jay Timmons）氏などを含む20人が任命された。
 
2017年10月16日
 
U.S. Department of Labor：U.S. Secretary of Labor Acosta Announces Membership of Task Force on Apprenticeship Expansion