【ニュース・イギリス】留学生を歓迎する移民政策を

2016年8月30日、英国大学協会(UUK: Universities UK)の会長であるDame Julia Goodfellow氏は、2016年8月26日付けTimesの社説“Welcome Students”を受けて公開書簡を発表した。書簡では、外国人留学生は英国経済への貢献だけでなく、英国中の大学において学術的・文化的にきわめて重要な貢献をしていることを強調している。

 

この公開書簡は、英国政府が検討していると思われる留学生数の削減計画に関して書かれたものである。

 

書簡の概要:
非EU圏からの外国人留学生は英国経済に£70億の経済効果と13万7,000人の雇用を創出している。また、留学生たちは英国人学生のキャンパス内での経験を学術的文化的により豊かなものにするとともに、帰国後は専門的にも個人的にも、長期的に英国に利益をもたらすような強固な関係を築き上げている。
英国の高等教育部門は英国の成功産業の一つであり、その市場規模は米国に次いで2番目に大きい。しかも、英国国民は、外国人留学生を長期移民としてではなく、ありがたい一時的な滞在者として考えている。
もし2020年までに£300億まで教育輸出を増加するという政府目標を達成するためには、外国人留学生を歓迎するような新しい移民政策のあり方を考える必要がある。

 

Universities UK:Times letter – international students make huge contribution to the UK

 

○2016年8月26日付Times誌の社説“Welcome Students”:移民削減のために留学生数を削減しようとする政策は間違っている。
The Times & The Sunday Times:Welcome Students

地域 西欧
イギリス
取組レベル 政府レベルでの取組
国際交流 国際化
その他 その他