三.科目の核となる能力に焦点を当て、正しい価値観と必須の品格を試験問題に有機的に融合させ、学生における科目の核となる
  素養の発展レベルを合理的に評価する
 
 試験問題では思想政治科目の核となる素養の育成に注目し、知識の形成プロセスと内在的構造に重点を置き、学生の科目内容に対する
総合的理解度と系統的把握度を考査した。試験問題では学生の学習・生活と長期的な発展に着目し、実生活の事例を的確に再構成して科目の任務を
適切に選択し、科目のキーポイント要求事項を体現し、学生の核となる素養の発展レベルに対する合理的評価を実現した。

 
 「北京市発展改革委員会による住民向け問い合わせサービスと価格モニタリング」「飲料業界の構造的変化」「市場別の野菜価格」など
社会実践と緊密に結びついた事例では、学生に対しマルクス主義の科学的世界観と方法論に則り、弁証法的・歴史的に経済社会現象を考察し関連問題に
ついての全体的認識を形成すると同時に、科目の理論・思考法を臨機応変に応用して「身近な政治学」「身近な経済学」に対する科学的解釈をし、
イノベーション精神のある観点と思考を確立し、新時代における社会主義現代化建設への参画力を高めることを求めている。

 
 「スマートテクノロジーの便利と不便」では、学生の省察と評価能力に対する考査を体現している。学生が実際の生活から出発し、科学技術の
応用の背後にある社会的公平性と道徳倫理基準問題を省みるよう導き、学生の社会的責任感を向上させた。

 
 「北京2022年冬季オリンピックの色彩マップ」では、中国伝統文化の特色を備えた色彩元素を媒体に、詩的言語を用いて自然の風物と
融合させている。そして、伝統的な色彩文化の持つ深い情感をにじませ、学生が「民族的なものほど世界的である」という事実を理解し、文化への
共感を高めるよう導いている。最後の一問は「化」の字で締めくくり、中華の優れた伝統文化の時代的価値を掘り出し、記述式問題を学生が深遠な
精神的境地で思考し、積極的に暮らしの中の変化に向き合っている。そして、道徳的定力を強化し、弁証法的思考力を向上させ、個人の成長・
社会の進歩・国の発展・人類の文明に対し正しい価値判断と行動の選択ができるよう導いている。