【ニュース・フランス】新型コロナウイルス感染症‐2020年における会計管理学の卒業試験について


 この衛生危機状況において、職員と学生の安全を確保するため、高等教育・研究・イノベーション省Frédérique Vidal大臣は、2020年の
会計管理学の試験方法についての取り決めを行った。従来の方法での試験開催が困難であるため、卒業資格の特性を考慮し、就職(特に職業体験)
や修士課程への進学に支障をきたさないようにする。


 このようなことから、遅くとも9月初めまでに試験結果を発表しなければならず、2020年の試験開催は、これからの状況と候補者の
プロフィールの2点から判断されることになる。フランス国内の機関に入学し、2020年に卒業資格を取得する可能性の高い候補者について、
筆記試験の代わりに7月に継続評価を行うこととする。


 この評価によって、公的機関、認定私立、認定外私立機関を問わず学校や教育機関の成績を基に必要な科目の認定を行う。
学位取得のためのインターンシップのレポートは、試験委員により評価される。


 この試験に合格しなかった者は、2020年に受講していた科目について筆記試験(9月実施)を受験することができる。
その他の学生で、9月実施予定の筆記試験の対象者は、次のとおりである。

  1. 成績表をもっている学生で、必須の科目を修了できなかったことによって、2020年の卒業試験に合格できなかった者
  2. 所属の無い学生
  3. 7月の試験を受けて合格できなかった学生

インターンシップのレポートと口頭試験は、7月の試験と同様に試験委員により評価されることとなる。9月の試験日程は近日中に発表される。
 
5月4日
 


Ministère de l’Enseignement Supérieur, de la Recherche, et de l’Innovation: 
Covid-19 : l’enseignement supérieur français mobilisé

地域 西欧
フランス
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育