イギリスの大学評価機関であるクアクアレリ・シモンズ（Quacquarelli Symonds：QS）は2018年10月11日、2019年の中国大陸部大学ランキングを発表した。QSは初めて中国大陸部の大学ランキングを発表し、中国大陸部の大学の成績を独自に分析し、トップ100大学を発表した。しかし、QSの公式サイトで発表されたランクインした大学は99校のみとなっている。
QSが初めて発表した2019年の中国大陸部大学ランキングの評価指標は、8つの大分類がされている。
学術的な評判（30％）、雇用者からの評判（20％）、学生一人当たりの教員比率（20％）、博士号を持つ教員比率（10％）、論文あたりの被引用数（5％）、教員当たりの論文発行数（10％）、外国人教員比率（2.5％）、留学生比率（2.5％）である。
ランクインした99校のうち、一流大学創設の指定大学は42校、一流学科創設の指定大学は47校、「双一流（世界一流大学・一流学科）」ではない大学は10校だった。
清華大学（Tsinghua University）はランキング第1位となり、獲得ポイントは100点。北京大学（Peking University）は第2位で95.6点、復旦大学（Fudan University）が第3位で95.5点だった。
一流学科創設の大学のうち、上海大学（Shanghai University）が第16位と最も順位が高く、多くの一流大学創設の指定大学を上回った。
「双一流」ではない大学のうち、近年急速に発展している新興大学である南方科技大学（Southern University of Science and Technology：SUSTech）が第38位と最も高い順位でランクイン、多くの「双一流」創設の指定大学を上回った。ランクインした「双一流」創設大学以外の大学はいずれも、総合的な実力が高い省属重点大学や発展が著しい新興大学だった。
2018年10月11日
