教育部の発表によれば、2022年の中国の大学入試「高考」は6月7日、8日の日程で実施される。党中央および国務院の今年の「高考」業務に関する政策決定を貫徹するため、教育部は5月7日、関連部門と共に、「全国普通高等教育機関学生選抜試験安全業務テレビ電話会議」を招集し、情勢の分析・判断を行った。その中で、着実を第一とし、安定の中で改革を進めることを堅持するとともに、2022年「高考」業務遂行のため、全方位的な動員と手配をするよう指示した。教育部党組書記兼部長の懐進鵬氏、中央ネットセキュリティー・情報化委員会弁公室副主任兼国家インターネット情報弁公室副主任の牛一兵氏、工業・情報化部党組メンバー兼主任技師の田玉龍氏、公安部共産党委員会委員兼副部長の陳思源氏らが会議に出席し、談話を発表した。

 
懐氏は次のように指摘した。習近平総書記をはじめとする中央指導部の同志は、近年幾度も、高等教育機関の入学試験および学生募集業務の遂行に対し、重要な指示と回答を出し、我々が「高考」の各業務を遂行するための大きな原則と方向性を示している。今年の「高考」は、第20回中国共産党全国代表大会の召集前に行われる最大規模の全国的・組織的イベントであり、「高考」の安全の確保は、教育体系の維持、安全・安定に関わる重要な政治的任務である。目下の新型コロナウィルスの感染拡大は、試験の実施に厳しい試練をもたらしており、試験における不正行為の防止と内部管理強化の任務も、依然として道半ばである。したがって、政治的意識を高め、今年の「高考」業務の複雑さ、厳しさ、困難さを十分認識し、実情に即して責任感、使命感、緊迫感を強め、断固として「高考」安全業務の障壁を築き、各業務を確実に遂行する必要がある。

 
懐氏は次のように強調した。果敢に政治的使命を担い、「6つの厳格化」要求を実行し、全力で「平穏安全な高考」の任務を果たさなければならない。そのためには、一に、厳しい防護策を死守し、断固として「高考」における防疫戦に打ち勝つことである。「高考」における感染症予防案を綿密に策定し、各種感染症予防措置を厳格に実行し、突発的な感染状況の悪化に対する緊急対応策を整備し、「全力投球」「安全平穏」を貫く。二に、万全の体制で備え、試験の安全におけるデッドラインを断固死守することである。全力で試験問題および解答用紙の安全を確保し、全方位的に試験会場の管理、情報セキュリティ管理を強化し、不正行為への加担という犯罪行為を厳しく取り締まり、緊急対応能力を着実に高める。三に、仕事のやり方を是正し、入学試験・学生募集担当のチームづくりを強化することである。採用基準を厳格化し、業務研修を強化し、業務支援を実行し、全方位的に職責遂行能力を向上させる。四に、細部に至るまで慎重に、全方位的に受験生への対応を徹底することである。授業計画の細分化・最適化を図り、実情に即して心理カウンセリングや道徳教育を強化し、総合的な支援および受験生への対応を強化する。五に、時流に沿って、良好な世論を形作ることである。宣伝・解説を正しく行い、情報の公開・公示、公式発表、政策解説を速やかに行い、意思疎通・応答メカニズムを整備する。六に厳粛・真剣に断固として、学生募集および合格者選抜の公平性・公正性を守ることである。政策策定・管理・監督を厳格に執行し、規約違反に対する処分を強化し、「高考」の公平性・公正性を確保する。

 
懐氏は次のように要求した。政治的責任を強化し、各任務を細やかかつ周到に実行するようにしなければならない。責任主体を明らかにし、部門間の協力、督促・検査を強化し、「隅から隅まで、そつなく、死角なし」の責任体系を形成し、「高考」安全業務における一体となった配置、一体となった資源統合、一体となった力の発揮を推進し、入学試験および学生募集業務の清簾篤実な環境を醸成しなければならない。

 
牛氏は次のように要求した。各地方のインターネット・情報部門は、断固として中央の意思決定を徹底実行し、教育部門との強力をさらに強化し、入念に業務案を策定し、業務の協議メカニズムを整備し、全力で「高考」の宣伝と世論誘導を遂行しなければならない。「高考」の前・中・後それぞれの業務を確実に進め、入学試験における感染症予防、受験生への対応といった関連情報を的確に発信しなければならない。「高考」関連の世論を注視して、学生募集の秩序を乱し、試験の公平性・公正性を損なう虚偽の有害情報を直ちに一掃するとともに、幅広い受験生の利益を確実に守り、「高考」の滞りない実施のために良好なネット世論環境を構築しなければならない。

 
田氏は次のように要求した。各地方の工業・情報化部門は、政治の位置付けをさらに高めるとともに、任務および役割分担を明確にし、業務案を細分化することで協力と意思疎通を強化すること。仕事面で力を合わせ「高考」関連任務への緊急対応力を強化するとともに、現地の教育主管部門に協力して、今年の「高考」の安全を全力で確保しなければならない。

 
陳氏は次のように要求した。各地方の公安機関は、高い政治的意識および責任感でリスク管理を強化し、厳格な取締りと厳罰で臨む態度を堅持し、安全・安定に影響を及ぼす事柄の芽を摘むことに力を入れ、全体の連携を強化することにより、2022年「高考」の公平性・公正性を全力で維持しなければならない。

 
会議は、教育部党組メンバー兼副部長の翁鉄慧氏が司会進行役を務めた。国家保密局および国家衛生健康委員会の関連部門の責任者が関連業務に関する手配を進めた。

 
会議は、北京市内に主会場を、各省・自治区・直轄市、新疆生産建設兵団および各地（市）・県（区）に分会場を設けて行われた。

 
2022/05/07

澎湃新闻：　全国高考6月7日至8日举行，教育部：要应考尽考，安全平稳

澎湃新闻
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