【ニュース・中国】ノーベル経済学賞受賞者、南開大学で実験室を設立

2014年6月17日、実験経済学の父と呼ばれる2002年ノーベル経済学賞受賞者、バーノン・スミス氏に命名された実験室が南開大学で設立された。

南開大学スミス実験室はバーノン・スミス氏が名誉主任を務める。また現代米国の実験経済学分野におけるリーダー的人物の一人、米国アラスカ州立大学アンカレッジ校の経済学教授ジム・モーフィー氏が主任を務め、南開大学国家経済戦略研究院副院長の戴金平教授が執行主任を務める。

同実験室の主な研究分野は実験経済学、行動経済学、経済・社会政策である。経済学、経営学、社会学などの諸分野の基礎理論の下、実験経済学の行動分析方法を運用する。具体的には個人の意思決定行為、協力と非協力ゲーム、メカニズムと契約設計などの基本的な問題を研究する。また中国の経済モデル転換期に現れた国際経済政策の調整、マクロ経済政策、エネルギーと環境対策、社会政策といった分野での現実問題に対して、政策設計と修正、業績評価を行い、国家発展のために戦略的支援を提供する。

(2014年6月19日 Science Times/中国科学報)

地域 アジア・オセアニア
中国
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究